2025/3/7、肥前吉田焼ギャラリーにて、九州大学生と肥前吉田焼のコラボ製作発表会を開催します。
詳細はこちら

肥前吉田焼ギャラリー
九州大学とのコラボがスタートしたのは、昨年の10月8日。
この日、九州大学の杉本先生と、杉本先生のゼミに所属している学生が、吉田まで産地の見学に来てくれました。
普段、デザインについて学ばれている学生たちも、焼き物の世界に触れるのは、初めてといっても過言ではない状態。
陶土屋さんと4つの窯元をめぐり、コミュニケーションを取りながら得たインスピレーションをもとに、アイディアを考えてもらうことになりました。
それから1か月半後の11月20日。
再び嬉野まで来ていただき、和多屋別荘様でひとり一人、考えてきたアイディアを発表してもらいました。
プレゼン資料だけではなく、3Dプリンターを使って出力したデータを用意してくれた学生たち。
それぞれの個性が出るアイディアが発表され、私たちもワクワクしてきました。
しかし、技術や特性などの問題で、実現できないアイディアもあります。
ひとり一人のアイディアに対して講評を行い、次回の最終プレゼンに向けてブラッシュアップしてもらうことになりました。
そして、12月18日。
九州大学にて、最終プレゼンが行われました。
このプレゼンで、どのアイディアを商品化するかが決まります。
前回の発表会の内容をブラッシュアップした学生もいれば、全く違うアイディアを発表してくれる学生もいました。
良いアイディアばかりで、どれを商品化するかが悩みどころ。
即決することはできず、結果は後日お伝えすることになりました。
いくつものアイディアの中から、選ばれたのは5つ。
面白いアイディアばかりで悩みましたが、4つの窯元で議論した結果、以下の5つが選ばれました。
- 磁器で作った篠笛「地産地奏」
- 物語を描く茶器「emaki」
- 吉田焼で日常生活に特別感をプラスする「茶香炉」
- 嬉野温泉に来る人が吉田焼を知るきっかけになる「磁器製ボールペン」
- 磁器の中にお茶パックを入れてお風呂で使うツボ押し「ちゃつぼおし」
これを機に、吉田焼がさらに盛り上がればと思います。