2025年12月20日、肥前吉田焼ギャラリーにて、「肥前吉田焼の新たなデザイン お披露目会・発表会」を開催しました。

ギャラリーには九州大学・杉本ゼミの学生と窯元が一緒に作った焼き物が並び、多くの方に手に取っていただきました。

三橋俊平×新日本製陶「BAR BARREL」

晩酌の時間を豊かにする、ビールグラスとおつまみ皿のセット。
ビールを保存する「タル」、祝い酒にも使われる「樽」をイメージし、タルの色合いを焼き物に落とし込みました。
350ml缶がすっぽり収まり、器ごと冷やすことができる設計で、器もビールも冷たいまま楽しめます。
ビール好きには堪らないアイテムです。

深海優佳×新日本製陶「ヤーンポット」

編み物の時間をより快適にするヤーンボール。
重さのある陶磁器は毛糸と相性が良く、転がりにくいのが特徴です。
吉田焼の「フクロもの」の技術を活かし、急須型のデザインに仕上げました。
銅板転写によるカラフルなデザインは、インテリアとして置いておくのにもぴったりです。

田中奏衣×江口製陶所「つみきしょっき」

離乳食用の器として開発された、つみきしょっき。
並べて使える積み木のような形で、成長に合わせて形を増やしていけます。
これまで選択肢の少なかった子ども向けの器に、新しい使い方と楽しさを提案しました。
子どもの成長を器で感じられるプロダクトです。

加藤愛×江口製陶所「デザート酒の酒器セット」

長崎から小倉を結ぶ、シュガーロードの文化から着想を得たアイディアです。
熱燗に砂糖を入れる「砂糖酒」という、嬉野にかつてあったとされる飲み方に注目し、ワインやカクテルのように自由にアレンジできる器を提案していただきました。
女性にも手に取りやすい可愛らしい色味と、混ぜやすい深さ、上品に持てる形が特徴です。

山村莉々×副武製陶所「うれしのび」

嬉野の忍者村からヒントを得た、新たなキャラクターシリーズの提案でした。
使うたびに楽しくなるような器の提案で、お茶碗・カップ・箸置きを製作。
器の形状や用途に合わせて押された忍者のスタンプたち。
日常にワクワクを届けられるアイテムになりました。

小池上龍一×副千製陶所「植木茶器」

急須でお茶を淹れる体験の特別さを、園芸に取り入れたプロダクトです。
デザイン性だけではなく、機能性にもこだわり、園芸初心者の方にもおすすめのアイテムになりました。
上下から風が通りやすく、水捌けも良い設計は、多肉植物が育てやすくなっています。
園芸店でアルバイトをしているという強みを活かした提案でした。

印南寛太朗×224porcelain「ねこの湯」

冬の観光客をターゲットにした、猫の形の湯たんぽ。嬉野の寒さを経験したからこその提案でした。
湯たんぽの蓋は、市販のペットボトルの蓋を再利用。
ポケットに入るサイズ感なので、荷物にならずに持ち帰ることができます。
猫の柄やペットボトルのキャップの色を変えることで、カスタマイズできるのも特徴です。

中島一葉×ALL「SAFE TEA」

嬉野のオルレのスタート地点が、肥前吉田焼窯元会館であることに気付き、出発前に買ってもらえるよう、安全を願うお守りを提案してくれました。
嬉野茶が有名ということもあり、ティーパックの形をしたおまもりが完成。
試行錯誤を経て完成したこの形状に、各窯元ごとに異なる表情を持たせました。

今回も肥前吉田焼の技術と九州大学生の新しい視点が交わったことで、これまでにない焼き物が生まれました。
日常が豊かになるもの、体験として楽しめるもの、地域や文化とつながるもの…
これからの肥前吉田焼の可能性が感じられるお披露目会になったと思います。
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

